「るろうに剣心」アニメ版の最終回

■TVアニメ版「るろうに剣心」の最終回



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「るろうに剣心」がTVアニメ放送されていた際、テレビ局側の事情で94話までしか放送されず、95話がお蔵入りとなったそうです。当時95話は「幻の最終回」として話題になりました。なぜ放送されなかったかについては様々な説があるようですが、本当のところは誰にもわからないようです。

ともあれ、現在はその「幻」の95話もメディアとして販売されている為、幻ではなくなりました。



■不評だった星霜編



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TVアニメとは別に、OVA(オリジナルビデオアニメーション)版のアニメがあり、TV放映や映画上映をせず、製作してすぐそのままソフト化されたものあります。

そのOVA版には「追憶編」と、その続編として作られた「星霜編」があります。今回はその「星霜編」について書きます。

時系列としては原作終了10年後の話なので、実質上の最終話といった認識ができるかと思いますが、これがネガティブなストーリーで、ファンの多くは「納得出来ない!」と不評の星霜編。

こんなストーリーになっています。

明治の医学では不治の病にかかり、床に伏せている薫の回想から始まります。薫は毎日、陸軍卿の頼みで中国にわたった剣心を待つように港に向かってます。剣心との出会い、靭衛との戦い、斉藤との戦い、CCOとの戦い、緑との戦い等、様々な場面が出てきます。この構想で前編の殆どが終わります。

28巻で顔を見せた剣心の息子、剣路は、「最強の人斬りと言われた父親が家にも碌に帰らず流浪ばかりしていて、ましては剣も振るえない」と絶望し京都の比古清十郎の元に行ってしまいました。弥彦は燕と結ばれている様。尚薫の病は中盤の描写で性病・・・梅毒という線が濃厚になってます。この症状は剣心にも現れている。

一方剣心は、中国に向かうはずが事故に逢い偏狭の海岸に流れ着きます。病によって体力も何もかも疲弊しきり、記憶まで失った状態で馬賊をしていた左之助と出会う。左之助は剣心を日本に返すべく上海から日本に渡る船を手配し、剣心の体力を回復させるべく猛獣と戦い、その肉を持ち帰ります。

一方京都。弥彦が剣路の元に向かい逆刃刀を手渡し一晩考えろと剣路に諭しますが、結局答えを見出せず。弥彦との一騎打ちで敗北するも己の間違いを見出し、薫が待つ東京に二人で戻る。

皆と再会した薫は再び港に向かい、左之助への感謝と共に日本に到着した剣心も薫に向かい、二人は道中でめぐり合い、眠るような描写に。この時、剣心の十字傷も消えていた。(尚、中盤の描写で剣心が薫に<心太と呼んでくれ>とお願いしていたので、薫が心太と一言、呟いてます。巴には言ってない)

剣心と薫が死ぬ、と言われていますが、実際は眠るような描写があるだけで「生死」は明らかにされてません。

エンディング後、最後は1巻読みきり出てきた千鶴と剣路が「俺達 幸せになろうな」と誓い合い、終了します。

ちなみに、作者は了承はしたのでしょうが、深くストーリーには関わってはいないようです。 こういったこともあって、ファンからは「最終話としては認めない!」という声も上がっています。







■原作(マンガ)の最終回



原作では、ラスボスは雪代縁(ゆきしろえにし)である。そう、
剣心の妻、雪代巴の弟である。

積年の恨みを晴らしたい雪代縁と、不殺を誓う剣心との戦いは壮絶
を極めた。お互いが手傷を負いながらも一進一退の攻防が繰り広げ
られた。

縁は痛めた神経を自ら裁断しながらも、尚も剣心へと挑んでいく。
守りたいものなどもはや無くなっていた雪代縁。しかしそれでも
その執念だけでは抜刀斎を倒す事は出来なかった。

戦いの中で、剣心は「不殺」の精神を雪代縁にしっかりと刻み付け
最後は剣心の「不殺」の誓い前に雪代縁は倒れた。


そして数年後、シーンはようやく平和が訪れていた抜刀斎。
一人前になった明神弥彦へ逆刃刀を渡す剣心。

15年間共に戦って来た刀を渡す事により、自分の戦いに一区切りをつけるしかし、まだ戦いは終わらない・・・だけど、不殺の精神だけは守るそう言う剣心だった。

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「うん、そうだけど・・・とりあえずお疲れ様。」そう言って薫は、剣路の手を使い剣心の腕をぽんと叩いた。







■本当の「幻」。の「もう一つの最終回」



「剣心華伝」で原作者 和月氏がこのように語っています。

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京都編のラストで (瀬田)宗次郎が北に向かってますよね。
実は宗次郎を剣心達の仲間に加えて、北海道を舞台にした話を考えていた時期があったんです。北海道編を書く場合には 新撰組の永倉新八をだそうかとも考えていたんですよね。

北海道編は西部劇のような内容を考えていました。政府の兵隊が騎兵隊ですね。屯田兵や入植開拓者がフロンティア開拓者という形で、流れてきた人たちがアウトローですね。 それで先住民族がネイティブアメリカンという・・・そこに剣心達がやってくると。

人誅編で「剣心の贖罪」というテーマが終わりましたので、その後も続けるのであれば まったく新しいテイストのものじゃないとダメだろうと思いました。

北海道に行っている不二が 剣心のピンチに現れて大活躍というものやってみたかったですね。安慈も北海道の集治監にいますから登場させるつもりでいました。安慈は未だに救われていないキャラで、ちょっと心残りなので、うまく救い上げる感じで考えていました。

こういったアイディアは昇華させて次回作に生かそうと思っています。

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ただ残念ながら和月氏は続編を否定しているので、北海道編を実際にお目にかかれる可能性は極端に低いと思われます。






■【おまけ】雪代縁のプロフィールと、緋村剣心の関係について



身長:175cm(幼少時:130cm)
体重:68kg(幼少時:24kg)
出身地:東京府
生年月:安政2年(1855年)5月
星座:双子座
血液型:A
特技:中国語会話
趣味:死んだ姉との会話

剣心の妻・雪代巴の実弟。物心付く前に母親を亡くし、巴を母親のように慕っている。巴が許婚・清里を抜刀斎に殺された復讐のため京都へ向かったのを知り、巴の後を追い、闇乃武と関わりを持つ。姉の居場所を探し当て無事再会するも、彼女の心境が変化していたことにショックを受け、その場を立ち去が、その後、結界の森で起こった闇乃武との死闘の末、剣心の手によって殺されてしまった巴の姿を偶然目撃する。そこから縁と剣心との「私闘」が始まった。

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